2008年06月21日

ベルトが輝いていない-蝶野発言について

「今のIWGPタッグ王者は歴代最悪。ベルトが輝いてない」という蝶野の発言を見て、当方は少し考えてしまった。プロレスという枠内において、最低も最悪も見方の問題と捉えてきたので今まで真壁&矢野が最悪だと考えたことはなかったんですが、もう一度考え直すべきかなと思っています。

この蝶野の最悪という発言の意味は、タイトルマッチにおけるものだったと思います。先の大阪でのタイトルマッチのことを言っているのだと思っています。試合途中で飯塚が試合放棄をしてGBH側に寝返った一件はタイトルマッチの場で起こっていいことだったのかという点だと。あの試合展開じたいはプロレス的にありなのでしょうが、歴史あるIWGPタッグというものを考えた時にはまずかったと言いたい。

ある種の価値観を瓦解させてしまったとも言えるでしょうし、プロレスが今でこそ存在感を失っているが故に問題視されていないところもあるとも言えるでしょう。タイトルマッチがああいう形で終るというのは興行的にも今後に禍根を残す結果になったとも考えられます。新日本プロレスのタイトルマッチはああいう終わり方をする。もっと言えば真壁&矢野が持ってる以上タイトルマッチでのああいう展開になり得るという見方は興行的にもマイナスに働くはずです。

もはやIWGPタッグ単体で興行の目玉にならない状況となった重大な出来事だったのではないかと考えているのです。個人的にはIWGPタッグのクオリティーを期待してチケットを買う気にはならない。真壁&矢野の個性は尊重しますが、やはりタイトルマッチでは実力に裏打ちされたものを見せて防衛するのが王道でしょう。

彼らが昨年のプロレス大賞で最優秀タッグを獲得したことは承知していますが、ならば尚更大阪での試合はまずかったと言えるでしょう。実際に会場で見ていて感じましたが、お客さん的にも不満の残る終り方であったことは間違いありません。

メインの中邑vs武藤がちゃんとした試合になったので溜飲の下がった部分も大いにあるし、その点でセミのIWGPタッグは新日本プロレスの興行的価値を貶めた戦犯的試合であったと。その意味を含めた蝶野発言だったのではないかと当方としては解釈して蝶野の言葉に深く共感するものです。

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